窃盗容疑で起訴されて新潟県警村上警察署に勾留されていた男性被告が治療のために訪れていた病院でかけられていた手錠と腰縄を外し逃走を図りました。
逃走を図った男性被告はすぐに取り押さえられました。
【朝日新聞[2019年4月21日]のニュース記事概要】
- 新潟県 村上警察署での出来事。
- 2019年3月20日、窃盗の疑いで20代男性を逮捕。
- 2019年4月9日、男性は窃盗罪で起訴される。
- 拘留中にたびたび体調不良を訴え、病院を訪れている。
- 2019年4月19日7時50分ごろ、留置場内で大量の鼻血を出しているのを発見。
- 警察署員2名が同行し、病院に救急搬送される。
- 診察を終えた男性は、車いすに腰縄と手錠をかけられた状態で座っていた。
- 正午ごろ、男性は車いすから立ち上がって走り出す。
- 近くにいた署員ともみあいになりながら20m先ですぐ(1分後)に取り押さえられる。
- もう一人の署員は薬を受け取るためその場にいなかった。
- 車いすから離れないように結んであった腰縄は、結び目が残ったままの状態ですり抜けたようだ。
- 手錠も鍵がかかったま外していた。
- 「手錠や腰縄が緩かったのかもしれない」と署員の一人は話しているという。
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男性被告は、「単純逃走未遂」の疑いで捜査を受けることとなりましたが、体調不良を考慮して少しでも負担がかからないように、少し緩めの手錠や腰縄をしてもらっているにもかかわらず、恩をあだで返す行為はいただけません。
既に起訴されているのであれば、担当の弁護士から保釈請求をし、裁判まで保釈してもらうことも可能で、何も罪を重ねる必要はなかったはずです。
もちろん、保釈には「保釈金」が必要ですが、すぐにお金が準備できなかったとしても、「保釈支援協会」などから借り入れることも可能です。(当然審査基準もあり、手数料は取られてしまいますが。)
被告人自身が借り入れることはできないが、家族や友人にお願いして借り入れることはできるようですね。
保釈金は裁判が終わったら戻ってくるので、手数料だけを納めればよいので、保釈金が必要な場合はこういった制度を利用するのも一つの手段ですね。
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