逃走された留置場改修工事完了で留置施設再開

留置所内部 気になる話題

2018年8月12日に大阪府警富田林警察署の留置場から逃走し全国的にワイドショーやニュースで世間を騒がせ9月29日に山口県周南市の道の駅で容疑者が逮捕された事件がありました。

逃走事件が起こって以来、富田林警察署の留置場は改装工事をしており容疑者の収容も停止していました。

その富田林警察署の留置場改修工事も完了し、容疑者の収容が再開されたようです。

【サンスポ[2019.4.20]のニュース記事概要】

  • 大阪府 富田林警察署の出来事。
  • 2018年8月に留置所のから逃走した事件現場の留置所の改修工事が完了。
  • 問題となった面会室のアクリル板は、接続部を金具で固定し強化。
  • ドアは開ける際に外部から開錠が必要なオートロック式へ変更。
  • ドアが開いていると鳴るブザーは、電池式から常時通電式へ変更。
  • 逃走事件以降、富田林警察署に収容されていた容疑者らは、他の留置所へ移送されていたことも明かされた。

留置場から逮捕・勾留されている容疑者に逃亡されるという大失態を犯してしまった大阪府警富田林警察署ですが、本来このように逃亡されてしまうような事はあってはならないし、ありえないと個人的にはは思います。

通常、警察署の留置場は特に厳密に運用されています。

報道されていたように弁護士が接見室を退出する時に鳴るはずのブザーが鳴らなかった理由が電池を抜いていたとか、弁護士が退出時に警察官が居なかった事、挙句の果てにはアクリル板をけ破られ逃走されている事。警察署の留置場でこのような事があるのかと現実を疑ってしまいます。

色々な要素が重なり容疑者逃亡に繋がってしまったとは思いますが、本件で当時の大阪府警本部長が辞職されたり当時の署長ら7名が懲戒処分を受けました。

その後も大阪府警では、度々不祥事が起きてしまっています。

大阪府民の大阪府警への信頼はどのようなものなのでしょうか。大阪府警は府民からの信頼を取り戻すことが出来るのでしょうか。

これを機に、大阪府警としては全国に先駆けて留置所のIT化を進め、少ない人数でもカメラやセンサーで管理できる機器を導入したり、検察との取り調べなどもわざわざ検察庁舎へ移動させる業務やリスクを減らすためにテレビ電話を導入するなど、外部の意見を取り入れた最新鋭の留置所として生まれ変わってもよかったのではないでしょうか。

大阪府警だけではなく、全国的にも人手不足をどうするのかが叫ばれている昨今、警察業務も激務を極めていると耳にします。システムを導入することで、働き方改革を進め、短期的な視点ではなく、中長期的な視点で見ると、警察全体の経費削減につながり、働いている警察官にとってもゆとりが生まれ留置所業務以外の時間でき、地域住民のためになるのではないでしょうか。

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