留置場の医療

医療イメージ 留置場情報

留置場では月に1回から2回程度、定期検診があります。

定期健診は、各警察署と提携している内科の医師が留置場に訪問し留置場内にある医務室で行います。

定期検診が実施されるタイミングでその時留置場に留置されている人全員が検診の対象です。

検診といっても身長の測定、体重の測定、脈拍の測定、血圧の測定と簡単な触診。ちょちょいのちょいです。一人一分もかからず終了です。

検診の時に、不眠や不安を医師に強く訴え出ると睡眠薬や安定剤も出してもらえる場合があります。

逮捕時に持病があり常備薬を持っていても、留置場内にその薬を持ち込む事は認められません。これは、警察官がその薬が何なのか完全に把握することが出来ず、もしかしたら麻薬かもしれませんし、毒かもしれないというのが理由です。

逮捕された時、持病の有無や常備薬がある場合など、その時それがわかっていれば病院は選べませんが警察官同伴で病院に連れて行ってもらい処方箋を出してもらい薬を処方してもらう事が出来ます。

具合が悪い時など担当警察官に言うと常備薬(風邪薬と正露丸ぐらいですが)ぐらいは備わっていますし、持病などの処方薬は自分で管理は出来ませんが、留置場で管理してもらい、飲む都度に担当警察官が持ってきてくれます。

留置場での薬の飲み方は特殊で、担当警察官の目の前で口を開け、見えるように水で流し込み、飲んだ後口の中の隅々まで担当警察官に確認されます。

これは、睡眠薬などを溜めこんで自殺しようとする人が結構いるみたいなので、きちんと飲んだのか確認しているみたいです。(死ねるほどの睡眠薬を溜めこめるのか?)

また留置されている時に持病や体調の急変などでの通院は、きちんと申請すれば担当警察官数名が同伴の元、警察提携の病院にも連れて行ってもらえます。 但し、手錠に腰縄の姿に警察官に両側を固められていますので病院など公共の場所ではその姿を一般の来院者にも晒されてしまうので精神的な負担も伴ってしまいます。

逮捕され不自由な勾留生活を送る上で体調管理はかなり重要です。留置場では、逮捕されたことにより精神的に参ってしまう事や慣れない他の被疑者との集団生活、貧相な食事、入浴も週に2度程しかなく衛生面でも少し問題があり体調を崩しやすくなっています。

体調を崩してしまえば、厳しい取り調べに適切に対応できず、自分の主張をきちんと伝えられず捜査が不利に進んでしまう可能性もあります。

毎日入浴が出来なくても、毎日下着やシャツを交換し清潔に保つ事は出来ます。不自由な留置場生活なので小さなことしか出来ないかもしれませんが、体調不良の予防になる事はどんなに小さい事でもしたほうが良いと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました