逮捕

逮捕されると自分の弁護をしてくれる弁護士を雇い入れることが出来ますが、あらかじめ準備していない限り難しいと考えられます。当番弁護士制度や国選弁護制度を利用して、留置場からでも無料で雇い入れることが出来ます。

警察や検査の取り調べに対して、話したくなければ、話さなくてよい権利がありますが、いつまでも黙秘権を使ってしゃべらなければ、手を変え品を変え、供述を迫ってきます。黙秘したら取り調べがなくなるということも無く、釈放されるわけでもありません。

月に1～2回、定期検診が行われますが、血圧測定と簡単な触診のみととても簡易的。時間も一人1分程度。具合が悪いときは、積極的に医者に申し出なければ何もしてもらえません。

留置場での入浴は、夏は週に2回、春秋冬は5日に1回で、時間は20分をストップウォッチで測られて、監視状態で入ります。不自由な状態での入浴ですが、ストレス解消の大きな楽しみです。基本的に複数人一度に入ります。

留置場では基本的に3食無料で提供されますが、地べたにござを敷いて動物にエサを与えるような感じで食事をとります。冷めていて量は少なく、生きていくのに必要最低限度の食事となります。自弁という制度を利用して昼食のみ、お弁当等を買うことが出来ます。

留置場ではスマホやパソコンが持ち込めず利用できないことはもちろん、電話を取り次いでもらうこともできず、手紙でしか連絡をすることはできません。また双方の手紙内容は検閲されますし、証拠隠滅を防ぐために、事件のことなどを書いたりしてはいけません。

留置場へ差し入れできる衣類や書籍などのルールを一覧でご案内。衣類や書籍は一部加工しなければいけないことや、数量にも制限があったり、差し入れできる時間帯や方法を私の実体験をもとにお伝えします。宅下げについても追記しました。

留置場では、ほとんどの私物を持ち込むことはできません。持ち込める物は、下着や規定内の衣類、本や手紙ととても限られたものしかありません。家族や恋人、友人が逮捕されてしまったときは、ルールの範囲で手紙や衣類を差し入れてあげてください。