警察署へ連行【体験談2】

連行される際のミニバン 逮捕体験談

前回の記事『逮捕ガサ入れ【体験談1】』を読む方はこちら

マンションの前に横付けされたグレーのミニバンタイプの車。

自分を連行している刑事の他に運転手の刑事が運転席に。

すぐに車に押し込められ自分の両サイドには刑事が座り、少しいやかなり狭い。車はすぐに出発し、刑事達が薄ら笑いを浮かべながら雑談をしだす。

とても応じる気分になれないでいると、刑事同士で雑談をしだす。
うちの息子がどうだとか、嫁がどうだとか。
はっきり言って、少しも興味が無いから自分は無表情でその場を過ごしたと思う。
何か考えようにも逮捕されたという現実でどうも頭が回らなかった。

何分ぐらい走ったか?警察署に到着した。

車は、警察署正面からは入らず裏口へ。そこで待ち構えていたマスコミのカメラ。
やっぱりな。薄々は解っていたけどテレビか。

警察署に到着する少し前に刑事が電話で多分本部とマスコミ対応の打ち合わせしてたもんな。

車を降りる時もわざわざ建物側とは反対側のドアから降ろされ、カメラの餌食になった。

よくテレビのニュースで容疑者が車から降りてくる動画は、打ち合わせ済みの映像なんですよ。裏口から警察署内へ。階段を上がり取調室へ。

一度逮捕されると警察署の正面から入ることは出来ません。
容疑者の出入りは、すべて裏口からになってしまいます。

取調室に入ると手錠を外され、それを腰縄とともに椅子に括り付けられ、最初の取り調べがさっそく始まる。

ここで「黙秘権について」「弁護人選任権」についての事が刑事から説明される。

黙秘権について
警察や検査の取り調べに対して、話したくなければ、話さなくてよい権利がありますが、いつまでも黙秘権を使ってしゃべらなければ、手を変え品を変え、供述を迫ってきます。黙秘したら取り調べがなくなるということも無く、釈放されるわけでもありません。
弁護人選任権
逮捕されると自分の弁護をしてくれる弁護士を雇い入れることが出来ますが、あらかじめ準備していない限り難しいと考えられます。当番弁護士制度や国選弁護制度を利用して、留置場からでも無料で雇い入れることが出来ます。

自分は、否認する事もなかったので事件について自分が関わっている事について認めた為取り調べは、スムーズに進行した。

最初の取り調べ終わると、取調室から写真を撮る部屋に連れていかれ正面の写真、顔のアップの写真、左右斜めから、後ろ姿、3D写真など撮られた。いわゆる「マグショット」と言われるものだ。
その部屋で指紋なども採取された。

この作業が終わると今日はもう留置場で休んでくれとの事だった。

留置場生活へ【体験談3】に続きます。

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