以前、当ブログでも紹介した2017年5月広島県警広島中央警察署で発覚した特殊詐欺の証拠品8572万円が盗まれた事件の続報がありました。
以前の記事はこちら↓
特殊詐欺事件で証拠品として押収したお金は、事件の裁判が終わった後被害者達に返還される必要がある為、広島県警幹部と福利厚生団体の互助会から相当額の補填をする方針を決めているそうです。
【朝日新聞[2019年4月12日]のニュース記事概要】
- 詐欺事件の証拠品である8572万円が広島県中央署から盗まれた事件で、証拠品の管理を怠ったとして、当時の会計課長、署長、本部長など7人を戒告処分・部長訓戒・本部長注意の処分としたことを発表。
- 盗まれた8572万円は、詐欺事件の裁判が終われば、被害者に変換する必要がある。
- 県警所属の幹部と福利厚生団体「互助会」で相当額を集めて補填する方針を決定。
- 捜査の進展状況は「引き続き捜査する」と説明するにとどめられる。
事件発覚から2年近く経過していて広島県警の会見によると捜査の進展は無いようです。
30代男性の元警察官が捜査線に上がっていたみたいですが事件発覚後4か月の2017年9月に自宅で死亡しているが広島県警によると自殺の可能性は無いようです。
この30代男性元警察官は、生前多額の借金を背負っておりそれを返済している事で広島県警に家宅捜査(ガサ入れ)と事情聴取を受けその後、警察を休職し死亡しています。
広島県警幹部によるとこの男性元警察官を被疑者死亡で書類送検に向けて調整しているとの事です。
盗まれた8572万円の現金は、本来の証拠品保管庫には収まりきらなかった為、会計課の金庫で保管されていたようです。
広島県警は、会計課の金庫で証拠品管理に関わった会計課長ら2名を戒告処分、広島中央警察署長を本部長訓戒、他4名を本部長注意とし7名の処分を発表した。
事件が解明されていないにもかかわらず関係者の処分を発表するとは、何か隠している事があるのかこの事件の闇深さが感じられます。
広島県警はこの事件に対し捜査員を延べ40000人投入し警察官や元警察官およそ600人に事情聴取し広島県警の警察官やその家族や知人までもの銀行口座約6万件を調べているようですがそれでも多額の現金の出し入れ状況が分からないみたいですね。
広島県警はこの事件の真相を究明出来るのでしょうか。
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