こんな記事がありました。
留置場での自殺記事ですね。
「留置場トイレ、10分のスキ突いて首つり…重体」
【記事概要】・2019年1月22日、神奈川県 相模原市緑区の相模原北署留置場のトイレで逮捕・勾留されている24歳の男性が首をつっているのを警察職員が発見。
・男性は意識不明の重体。(病院へ搬送されています)
・発見の10分前には「水をください」など、通常のやり取りがあり、異変は確認されていない。
・相模原北署は自殺を図った男性の逮捕容疑を明らかにしていない。
https://news.livedoor.com/article/detail/15912875/
留置場に入っていると自殺願望が出てくるのは少しだけ解る気がします。
実際に留置担当警察官が一番気を使ってるのが被留置者の自殺なのかなと規則や担当警察官の言葉等から感じられますし、もし自殺なんてされてしまったら重大な責任問題です。
留置場の部屋の壁にも『死にたい』とかそのようなニュアンスの落書きがありました。
ただ私の経験上、留置場で自殺とかかなり難しい気がします。
【留置場の居室内での自殺防止対策】
- 居室内のトイレのドアには角がなく、容易に衣類などを引っかけられないように工夫されている。
- 伸縮性の高い衣類は利用不可。
- 就寝前に、眼鏡やコンタクト・医療器具などを預けなければいけない。
- ボールペンは申請しないと貸し出されない。
- 壁には突起物なし。
- 蛍光灯のカバーは格子状になっていて触れない。
- 天井が一般家庭よりも1.5倍くらい高い
- 格子にいるいをかけられないように、細かい網目状で保護されている。
- トイレに入るとわかるように装置のようなものが付いている
- 着ていないスウェット(上着)があると、すぐに取り上げられる(ロッカーにしまわれてしまう)
- タオルの居室への持ち込みが禁止されている。(20cm×20cmのハンカチタオルはOK)
- 不審物を発見しやすいように、机やいすは居室内には設置されていない。
- ちり紙は少量ずつしか配布されない。
- 睡眠薬などの医療薬はきっちり管理され、しっかり飲み込んだか確認される。
- 月に1~2回程度、居室内の一斉点検が行われる。
- 送検や警察の取り調べ時などで、一時的に留置場を出るときは、手錠をかけられポケットの中や衣類をしっかり触って確認するうえ、全身金属探知機でもチェックされる。
もちろんこれ以外にも常に留置担当官が見回りを行い、声掛けも行っています。
消灯後も一定時間ごとに交代で見回りがあります。
それでも留置場では、どうにかして首を吊ったり、どうにかして睡眠薬を溜めて一気に飲んだり、ちり紙を喉に詰め込んだりして自殺を図ろうとする人は居るみたいです。
私が留置場に入っている時に、留置担当警察官に聞きましたが、
「自殺をする奴は、俺達が思いもつかない方法で自殺を試みる」
だそうです。
留置場での自殺・事故死・病死などのニュースをまとめました。
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