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保釈が認められた時のために頼んでおいた留置場に溜まりに溜まっている私物を持ち帰る為の大きいバッグとキャリーケースが手元に届いた。
これで荷物は持ち帰る事が出来そうだ。
うれしい事だけどバッグなどを差し入れしてもらった際に本や雑誌が数冊入っていたのでまた少しだけ荷物が増えた。
担当さんに頼めば領置してもらっている荷物は廃棄してもらう事が出来るので本の中でも雑誌類は処分してもらおうと考えていたんだけど彼女をはじめ色々な方に差し入れして貰った品という事もあり記念と言ったらアレだけど自分への戒めも含め持ち帰ることにした。ちなみにこれを書いている今現在でもその時に差し入れてもらった本や雑誌、Tシャツ、パンツ、スウェット上下、ハンカチタオルなどは、保管してある。
事件に関する取調べもすべて終わっていたので後は起訴されるのかされないのかの結果待ち。弁護士からは起訴される見込みと聞いている。起訴されれば即日保釈手続きを進めるように話は出来上がっていた。
もうする事も無いので同居人と会話をしたり、担当さんと会話をしたり、差し入れてもらった本を読んだり、今までもらった手紙を読み返し泣きそうになったりと、ただ何もない殺風景な留置場の居室で長い長い時間を過ごしていた。
読書などをしながらも頭の中は早く保釈されたい早く保釈されたい、ばかり気にしていた。保釈されたら何をしようか?。待ってくれている皆とどんな話をしようか?何を食べようか?
保釈された後の事を考えている時、ある懸念が浮上しノートに作ってあった自作カレンダーを確認した。(留置場内にはカレンダーが無いので自作してあった。)
今日は、木曜日。明日で勾留10日満期、金曜日。金曜日の夕方に起訴されたとして弁護士が裁判所に保釈請求して保釈金を弁護士に振り込みそれを弁護士が裁判所に納付する。土日には、保釈の許可が出ないと言われている。明日中に間に合うのか?
明日の保釈は無理そう。しかも土日を挟んでしまうので2日間は余計に留置場生活をしなくてはならなそう。しかも土日は、留置場での数少ない楽しみである昼食の自弁が頼めない。
これは、弁護士に確認するしかない。
担当さんを呼び弁護士を呼んでほしい旨を伝え、担当さんは弁護士に連絡を入れてくれたようだ。
夜には弁護士が接見に訪れ、金曜日、土曜日、日曜日の保釈について相談をした。
弁護士曰く、最速の保釈を目指し動くけどこちら側だけでなく裁判所、検察が絡む問題だから金曜日に保釈出来るか約束は出来ない。との事だった。
どうなるんだ?俺の保釈。
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