留置場最後の週末【体験談39】

土曜日日曜日 逮捕体験談

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金曜日に追起訴され月曜日には保釈のめども立ち、おそらく留置場で過ごす最後の週末になる。

共犯関係の人間が何人かいるんだけど、彼らはすでに保釈されていると弁護士に聞いている。

留置場にも外での生活と同じ様に平日と週末(土曜日、日曜日)の違いがある。

まず、被留置者の世話や諸々してくれる担当さん(留置場担当警察官)が少ない。

平日には毎朝、朝食後に運動というものがあって居室から運動場に移動し外の空気を吸いながら髭剃りや爪切り、担当さんとの会話や他の被留置者と会話が15分から30分位出来る。髭剃りは、各被留置者に安そうな電動シェーバーが貸与されている。留置されていると警察の取調べや検察調べ以外、居室から出れる事が無いので運動は貴重な気分転換になるが土日は、運動の時間が無い。

平日には毎日頼むことが出来る昼食の自弁、これは留置場生活の中で数少ない楽しみであるが土日は頼むことが出来ない。その代わりに平日には頼めない土曜日だけちょっとしたおやつ(どら焼き・ロールカステラ・カプリコから一つ選べる(有料))を頼むことが出来る。

留置場の一般面会(選任している弁護士以外の接見)は、平日8:30~17:15(昼休み12:00から13:00)に一日一回一組三名まで出来るが、土日祝日には出来ない。しかし、選任している弁護士であれば平日に限らず土日祝日いつでも可能。

差し入れは持ち込みの場合、平日のみ受け付けてもらえ土日祝日には出来ない。郵送の場合、土日祝日に到着しても受け付けてくれる場合が多いが検査が平日にしか行われておらず被留置者の手元に届くのは平日になってしまう。

土日には、警察や検察の取調べが行われる事があまり無い。

平日には、新聞を読むことが出来るが土日にはそれが出来ない。

もともと留置場ではやる事が少なくすごく暇なのだが土日祝日になると更に暇を持て余してしまうし、楽しみを削られてしまうのである。

来週頭には、保釈で外に出れる事がほぼ決まっていると聞いているのでこの土日は外に出たいという気持ちと外に出たらするべき事が山ほどあるのでそれを整理しながら過ごした。

保釈の日【体験談40】に続きます。

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